アトピーのかゆみ解明⁉期待持てる⁉☆

昨日、九州大学・大学院の研究グループが、アトピーのかゆみを引き起こす物質、「EPAS1」というタンパク質が重要な役割を担うことを発見した、というニュースが出ましたね。これを、かゆみを抑制する薬の開発に反映できるのではないか、期待が高まる、という方向の記事でした。(写真はすべて内容と関係ありません、にぎやかしです)

確かに、アトピーが出た時の最大の敵といえるのは「かゆみ」だし、かかなければひどくならないのはわかっていても、「かゆみ」って本当に理性で耐えきれないから、赤ちゃんや小さい子はもちろん我慢なんてできないし、大人だって見た目が悪くなるのがわかっていても、かいてしまう、寝ている時なんて止めるのは無理、結果範囲が広がったり、かき壊して悪化させていってしまう(ノ_-。) 悪循環からどんどん抜け出せなくなってしまいます

その最初の段階の「かゆみ」、を抑えられたら、かなり改善に向けて前向きになれそうですよね。ただ、実用化まではまだ時間がかかるのかな…という懸念と、初めのうちは強い薬かもしれないな、とも思います。それでも早くそういうものが出てきてほしい。体の中で起こっている病気などとはまた違う面で、見た目、肉眼で見えるところに出てしまうアトピーは、人にもよるけれど、毎日の精神的なダメージが大きいと思うから。例えば細かいことだけど、耳や頭皮が荒れて皮がむけて、その皮が知らずに肩に落ちていて、フケに見えたりして(フケじゃないというか、不潔にしているのと違うのに)落ち込む、なんてこともあります。症状がひどくなっている部分なんかは、ちゃんと元に戻るのかどうかわからず不安にもなります。そういう小さなダメージが、ない人にはわかってもらいにくい。

個人的には、本当にきちんと治すためには、仕事なんかしないで(良くも悪くもストレスになる、お酒を飲まざるをえない場面が多い、生活、栄養が不規則になる、etc.の理由から)、きちんと食べて眠って、毎日海に入って、出たら最低限の保湿をして、かき壊して黒ずんだ部分にはVCを塗って、VC点滴もして…なんて生活が出来たら、いわゆる「薬」を大量に使わなくとも、完治とは言わないまでもかなり改善されることが多いんじゃないかな、なんて思いますが、もちろんそんな生活が可能な人はほぼいないわけだから、仕事して忙しく生活しながら、かゆみを抑えて悪化を防ぐための薬、あったら相当助かると思います。

「痛み」は回路をブロックしたりして(違うかも?)、抑える、という鎮痛剤が随分前からあるのに、今やっとメカニズムが解明、って、「かゆみ」って本当に難しいものなんですね。そもそもアトピーって、江戸時代とかには多分ほとんどなかったですよね。あったかもしれないけれどそういう言葉で残されていないか、また別の皮膚病は時々あったと思いますが、国民の7~15%が患う、というようなものでは、多分なかったですよね…。

インドには、アトピー性皮膚炎はない、と聞くことがあります。1970年頃、水道水が一般の各家庭に普及した頃から、アトピーが増えてきた、と聞いたこともあります。どちらも本当に正確な情報かどうかは不明ですが、要するに近代病であり、殺菌することが普通になったから人間側の抵抗力が落ちた、それがアトピーの原因、という話だと思います。実際そういう面もあるんだと思いますが、とはいえ今日本を全部インドと同じ自然環境にしたり、水道水を湧水や井戸水にすべて替える、なんてことも不可能だし、基本的に国中どこでも水道をひねって飲める水がある、ということはよいことでもあるし、アトピーを治すためとはいえ、すべてを昔の環境に戻せばいい、ということではないと思います。(ただ、潔癖症だったり、砂遊び、泥遊びをさせない、などはどうかと思いますが)

現代の日本で仕事をして生活しながら悩んでいる人に、アトピーを改善していく方法、薬、もっとスピードアップして出てきてくれますように。


Me gusta・・・

敏感肌持ち美容&何でもライターMの、コスメとエンタと物思い

0コメント

  • 1000 / 1000