美人税(笑)☆
1週間ほど前の、『世にも奇妙な物語』最新版を見たら、佐々木希さん主演の回が「美人税」という、興味深い内容でしたね。(写真はまったく関係ありません、にぎやかし)
美人は色々な場面でおごってもらえたり優遇されたりと、実際に経済的に恵まれることも多いのだから、美人に税金をかけることになる→美人の中にもランクがあって、美人であればあるほど税金が高くなる→美人かどうかは専用の機械がレジでジャッジする…という設定。バカバカしいと言えばバカバカしい設定の話なのですが、でもあちこち笑えないわ…と感じる部分もありました(^_^;)
めったにいない高美人税がかかって、得意になってしまう希ちゃん。(お金たくさん取られるのに?) 自分よりさらに高い税金がかかった女子にライバル心を抱き、彼女の税率を越すためにエクササイズにエステに励み、さらにお金を使ってしまう希ちゃん。(率先して税金を払いたいんだね?)そしてめでたく彼女の税率を越したけど…という展開。実質はお金を取られるのに、「美人」という称号ほしさに、マウンティングですらないわかりやすいライバル心を抱くところは、現実世界でも一部の女性間ではあるあるだと思います。たとえば、とにかく新しいものを知っている、とアピールしたくてライバルたちより先に最新のバッグや靴を購入したり…。見栄のためにお金を(仮に大金でないとしても)かけてしまうことは、一部の女性は覚えがあることでは。
また、美人税が浸透していくにつれて、税金逃れをするために女性たちが変化していくところも、実際にありそうだと思いました。
そして、「美人」ってなんだろう、と素朴な根源的な疑問がぼんやりと浮かび。平均顔だとか、顔の中の各パーツの距離だとか、いくつか昔から言われていることがありますが、個人的に見ていてそうだな、と実感するのは、左右対称なこと。といっても、人間の顔で本当に左右対称なことは稀のようですが。一世風靡したスーパー・モデルのクリスティ・ターリントンなどが、左右対称の例としてよく挙がっていました。(写真の人物。本は私物です)
日本人だと、香椎 由宇さんとか。佐々木希さんも比較的対象っぽく見えます。でも、左右対称の顔はバランスがよくてキレイ、とは感じても、人の心を動かす魅力と100%イコールなのか、というと違いますよね。古~い例でいえば、『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リーは、あの極端に片方が上がった眉毛が魅力のひとつだし。
機械にジャッジされ、社会的に「美人」と認められることが、イコール本人の幸せなのかどうかは、わからない。国によって、時代によっても「美人」の基準は変わっちゃうし、東村アキコ氏のマンガ、『主に泣いてます』の主人公、超絶美人の泉さんが、ずっと不幸人生だった、みたいなこともあると思うし。それでもやっぱり自分も含めてたいていの女性(特に若い時)は、「美人」に憧れたり、もしもこの話のように美人税があったら、年齢の数字に振り回されるのと同じように、最初は自分の税率の数字に振り回されるんだろうな…みたいなことまでなんとなく考えてしまいました(^o^;)
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